件名が、「お荷物の再配達手続きが必要です」ヤマト運輸を語るフィッシングメール

配送手続き最終確認のご案内、偽装メール

ずいぶんとお粗末な、フィッシング詐欺メールです。差出人名が1111となっており、件名がお荷物の再配達手続きが必要ですとなっております。
ヤマト運輸を装うフィッシングメール
こんなメールを出す、宅配業者は日本に存在しませんね。一目で迷惑メールとわかる、低レベルなフィッシングメールです。

ヤマト運輸フィッシングメール本文
本文はこのようになっており、ここまで差出人の会社名も分からない、どうやってひっかかればいいのか聞きたいような内容です。

管理コード JPD24A7B3Z
現在の状況 最終確認待機中
有効期限 (メール差出日付) 21時まで

確認手続きを実施するをクリックすると

既にリンク先が削除されていましたので、画像でお見せできず申し訳ございません。
ヤマト運輸を装ったサイトへ移動し、氏名、住所などを記入させ、次のページでなぜかクレジットカード情報の入力画面になります。
クレジットカード番号を入力し終わると、本物のヤマト運輸のサイトへ移動します。

明らかに個人情報およびクレジットカード情報を盗むためのサイトでした。

ヤマトホールディングスより警告

2025年3月5日付けで、ヤマトホールディングスのサイトからも警告文が出ております。
ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください

上記サイトによりますと、「下記のようなご連絡をヤマト運輸からEメール(またはショートメール)でお送りすることはございません。」とのことです。
・「住所不明のため配達できない」等の住所確認を求めるお知らせ
・受け取り日時の変更や再配達のご依頼に関する請求を求めるご連絡
・ショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせ

まとめ

今回届いたのは、ここに書かれているフィッシングメールの例よりも出来の悪いメールでした。第一、配送手続きになぜクレジットカード情報入力が必要なのか、理解できませんね。
メール以外にも、SMSなど、他の手段で同じような内容のフィッシング詐欺が届くことも多いと思いますが、くれぐれもご注意ください。