町の神社の祭り屋台でやっていた子供相手にスロット賭博
屋台で密かに行われていた子供相手の賭博の思い出
1980年ごろ、町の神社で年2回行われる小さな祭りでの話しです。屋台は毎回4件ほどが出店する規模の祭りです。そこで毎年、小学生の子供相手に屋台主が賭博を開帳していました。電池で稼働するスロットマシーンを使い、出目によって払い戻しをするという博打でした。表向きはいわゆるくじ引き屋で、くじの番号によって商品を渡す、どこの祭りでも見かける屋台でした。
1ゲーム50円で200円から1000円の払い戻し
スロットマシーンは1回50円で、100円払うと2回まで連続で遊べます。普通のスロットマシーンはレバーを引くと自動でリールがストップしますが、そのマシーンは停止ボタンを押していたのでパチスロみたいなタイプでした。左リールチェリー停止で200円払い戻し、左中リールにチェリーで400円、他フルーツ揃いで500円、BAR3つ揃いで最高払い戻しの1000円でした。
小学生にとっては魅力的な金額でした。数人の小学生が列を作って順番待ちしていました。私も毎年、それをやりに行ってました。結構チェリーの払い戻しは多かったので、少ない小遣いを増やそうとのめり込んでいる子供たちが多かったような気がします。うちの弟がBAR3つ揃いで1000円を獲得したことがありましたので、良心的ではありました。さすがに目押しで停める猛者はいなかったでしょうけど。
今思えば、よく保護者から通報がなかったなと思います。私の町の神社だけではなかったし、子供が親に話し不思議はないから、神社に通報があってもおかしくないと思うのですが。
ジュース代として渡された100円を使い、とうとう一線を超えた
当時私はスイミングスクールに通ってまして、その後の飲み物代として100円を貰ってました。当時はどの自動販売機でも90円か100円でジュース1本の時代です。祭りの買い物用に渡されたお金ではなく、本来祭りの買い物に使うことができないお金でしたが、とうとう私は一線を超えてスロットマシーンギャンブルにその使ってはいけないお金を使ってしまいました。そして見事に100円をなくしました。
今思えば、すでに小学生のころからギャンブルに興味があったのですね。こういうやつはろくな大人になりませんね。
他は型抜き屋、たこ焼き屋と祭りならではの屋台
スロットマシーンのようにすぐに勝負がついてしまう程ではなく、ハズレでも一応モノが貰えるのが型抜き。型抜きとは、長方形で平べったくて固いお菓子に線で絵が描かれており、それを針を使ったり手で割ったりして線通りに絵をくりぬくゲームです。完全に抜ければ大量のたこ焼きゲット、1回のミスでも2個たこ焼きゲットできました。絵柄によって難易度に差があります。また、その型抜き自体も食べようと思えば食べられる素材でした(全然おいしくないです)。
価格:842円 |
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