Microsoft designerの使い方レビュー

2023年4月29日

Microsoft designerが誰でも使えるようになった

今までの長い間の順番待ちから一転、使用できるように

2023年4月28日、Microsoft designer(マイクロソフト デザイナー)が、マイクロソフトアカウントさえ持っていれば誰でも利用できるようになりました。半年以上、順番待ちリストに登録されて順番待ちで使えなかったのは一体何だったんだ?というくらい、あっけなく誰でも利用できるようになりました。

Microsoftdesigner
これがトップページです。グーグルクロームの拡張機能で、サイトを日本語化して使えます。Microsoftのサービスですが、グーグルクロームでも動作しました。

Microsoft designerを使って、作品を作ってみる

Describe the design you’d like create(作りたいデザインの説明)のヘルプには、「designerは、テキストの説明に基づいて、既存の画像を使用して視覚的なカスタマイズ可能なデザインを生成するMicrosoftの新しいAIシステムです。これは新しく進化しているシステムであるため、予期しない事が生じる可能性があります。作成物が予想外または攻撃的であると思われる場合は、フィードバックを送信して、改善できるようにしてください。」と、あります。このテキストボックスに入力する文章でAIがデザインを生成してくれるようです。

その下には、Add image(画像を追加)Generate image(画像を生成)というボタンがあります。画像を追加をクリックすると、スマートフォン、使用中のPC内またはMicrosoftdesignerで作った過去作から画像を選んで使用することができます。複数の画像を使用することもできます。画像生成をクリックすると、作りたいイメージを聞かれますので、「金でできたらせん状の塔」、「アヒルの大理石の彫刻」といった具合に入力すると、AIが画像を生成してくれます。

試しに、バナナの形をしたリンゴと入力して、画像を作ってもらいました。
バナナの形をしたリンゴ
あら?日本語では上手くいかないのかな?Banana shaped appleで、再度挑戦です。
Banana shaped apple
私のイメージと違うのですが、このような画像を生成してくれました。やはり、英語で指示をしないとだめだという事は分かりました。

Describe the design you’d like create(作りたいデザインの説明)に、Let’s go see the flowers blooming on the riverbank.(河原に咲いた花を見に行こう)と入力しました。私が実際に近くの河原で撮影した花の写真を使用して、デザインを作ってもらいます。

2023年5月2日追記:日本語で作りたいデザインの説明を書くと、上手く作ってくれないと書きましたが、日本語でも良いようです。ただ、英語で説明したほうが正確な感じはします。

Microsoftdesigner
画像を4ファイル指定して、最後にGenerate(生成)をクリックします。
Microsoftdesigner
右側に、出来上がったサンプルが表示されます。画像の右上に表示される拡大ボタンでひとつ、拡大してみました。
Microsoftdesigner
画像左下にある、PLAYボタンを押すと、動画で再生されます。

出来上がった作品のカスタマイズ、ダウンロード保存

customize design(デザインをカスタマイズ)をクリックします。

Microsoftdesigner
あれ?この、右中央の画像は、私の指定した画像ではありません。AIが自動生成してくれたものかと思います。ここでは、画像の位置変更や、テキストの変更(フォント、大きさ、傾き等)をすることができます。フォントの変更ですが、以下の画像をご覧ください。
Microsoftdesigner
ご覧のように、英文フォントは豊富にあるのですが、日本語フォントがありません。日本語で表示させることはできますが、フォントを変更しても変わりません
Microsoftdesigner
これでDownloadをクリックして、保存してみます。保存形式は、MP4、GIF、PNGから選ぶことができます。ダウンロード、保存されているURLをクリップボードにコピー、スマホに送信を選ぶことができます。また、インスタグラムやフェイスブック等のSNSに投稿することもできるようです。
これでしばらく待ちましょう。
Microsoftdesigner
This design looks great.Nice work!(このデザインは見栄えがします。よくやった!)と、お褒めの言葉を頂いて、終了です。

まとめと注意点

Microsoftのサービスながら、グーグルクロームでの完全動作を確認しました。MicrosoftEdgeを使用する必要はありませんでした。日本語をデザインに使用することができますが、フォントが1種類しかないため、デザイン重視のものを作るのに向いていません。日本語で指示をするとイメージ通りの指示ができないため、英語で指示をするようにしてください。日本語でも指示はできますが、英語のほうが伝わりやすいように感じます。