B級1組順位戦で起きた信じられないような反則負け
前王位である菅井竜也七段が、一見信じられないような禁じ手を指してしまい、反則負けになりました。反則勝ちになったのは相手はネットでも人気のある橋本崇載八段でした。そのシーンを録画した動画は見つかりませんでしたが、再現した動画を見てみましょう。画像はヘボトトさんの動画から加工させていただきました。この場面までを初手から再現した動画です。
この角のすぐ右上に、相手のと金があるのですが、一見しただけではまず見落とすことはあり得ませんよね。しかし、菅井竜也七段が指した次の手
何でこれを気づけないのだ!?と、思われるでしょうが、そのあたりの事情は、元奨励会会員であるアユムさんの動画が非常にわかりやすいです。
将棋の上手な人は、何手も先を読んでいるので、菅井七段の頭の中にはもう一つ、数手先まで進んでいる将棋盤があって、そちらで見えていた好手であった4六角を指してしまったという事でいいでしょうか。角の利きを間違えて指す反則は、たまにありますが、この相手の駒を飛び越えて指す反則は非常に珍しいですね。
プロ将棋で最も多い反則は二歩、この時の相手橋本八段も過去に二歩で負けたことあり
上の動画に書いてありますが、橋本崇載プロも反則負けの経験がありますね。こちらは二歩の反則負け。しかもテレビ放送されている対局ですから、しっかり当時の様子が残っちゃいました。そのシーンがこちら。
二人そろって、「やってしもうた」という表情です。動画は[超絶爆笑]橋本崇載8段 NHK杯でまさかの二歩(笑)からご覧ください。