麻雀最強戦プレゼンツ、出場者は全員女子高生の麻雀大会
出場選手が全員女子高生だけという麻雀大会があることをご存知でしょうか。2016年からスタートし、2018年冬の大会で5回開催されております。ルールは麻雀最強戦ルールが使われておりますが、若干変更されております。
符がありませんで、ハン数だけで点数が決まります。1ハン(親1500点)1000点、2ハン(3000点)2000点、3ハン(6000点)4000点、4ハン5ハン満貫・・・という点数計算をしています。符の計算は、麻雀のルールを覚える上で最後に覚えたという人も多いと思いますし、ちょっとルールが複雑になるので省略されたのでしょう。子3900点も、切り上げ4000点と計算されております。
カンすると1ハンアップします。明カンでも暗カンでも。ドラ1と同じ、それ自体は役にならない1ハンアップになるそうです。
積み棒、連荘なしです。
他にもあるのかも知れませんが、以上がこの大会の大体のルールになっているようです。さすがにテレビゲームの麻雀やネット麻雀ではないので、チョンボもあります。ノーテンリーチしちゃったからといって、取り消したりできません。動画でもノーテンリーチがありましたが、そのままオール自摸切りで続行しておりました。
大会で使用しているのは全自動卓の配牌自動タイプ
高校生ですから(当然?)自動卓経験なんてないでしょう。雀荘にも行けないし、家庭に自動卓がもし仮にあったとしても、ここまで最新タイプを家庭に所持しているとは考えにくいですよね。実際の牌には家庭用の手積みの牌を使う機会があったとしても、自動卓特有の、牌山が出てきたらを牌山を前に出すとか、中央のサイコロ、点数表示のある所に沿って6段切りの捨て牌していくとか、そういうのは初めてでしょうね。
ネット麻雀しか経験のない人も、現代では多いですね。オフ会で雀荘で打つと、自動卓の使い方がわからない人も大勢いらっしゃいます。
カメラで見られている、全世界で見られている自分の麻雀に緊張しないか
私も雀荘で打ち始めたばかりの時に、後ろで人に見られるとすごく緊張するほうでした。本来の打ち方ができなかった時期がありました。今でも覚えているのは、なぜか私の麻雀を雀荘で常連客に見られていて、自分で何をやっているのかわからないまでに緊張してたことがありました。他家の和了で終了し、手牌を卓に流した時に
「すげーな、四暗刻単騎じゃねーか」
こういわれました。え?そうだったの?と、この言葉で気づいたのです。日ごろネット放映に慣れているプロならばいざしらず、初心者に近い女子高生の打ち手がこのプレッシャーの中、打つというのは大変でしょう。日頃の麻雀ではありえないプレッシャーの中、例えチョンボしてもあり得ない牌を捨てても「ああ、初心者だもんなー」とは笑うことができません。私ならまともに牌を持つこともままならないでしょうね。普通に自摸、捨て牌しているだけですごいな、と思ってしまいます。
2018年夏の大会動画、序盤から見所をご紹介します
ドラは7索。この手牌で1萬自摸。自摸切りしちゃいそうですが、打6索。赤は無い最強戦ルールとはいえ、くっつきやすい6索より1萬を残すとはチャンタを見たようです。解説の多井プロもおっしゃっておりますが、プロの麻雀では見られない一打ですね。私もドラ引きを見て、6索切りは考えませんね。
この後、しっかりチャンタに仕上げました。1萬は雀頭になり、中を暗刻にしてから、対面の捨てた中を大明カンします。これで1ハンアップ。辺7萬聴牌から9萬自摸で1萬と9萬の双ポンに受け変えして、1萬自摸和です。なんとこの1萬が、最後の待ちになるとは。私にもこんな麻雀が打てた時期があったのかなぁ・・・。
これ以外にも、多くの見どころが存在しました。ここは双ポンから両面に変えて立直だろ!と、思っていたら双ポンのままで自摸切り立直して高め一発自摸の跳満に仕上げたり、本当麻雀が素直なんですよ。初心者同士の対局みて、面白いのか?と、思って見始めたのですが、これは大間違いでした。みなさんがご覧になってどのように思われるか、人それぞれだとは思いますが、私は見て損はなかったです。