【将棋】反則の3連鎖、プロ棋士が6日間の間に3回の反則負けを記録する

2018年10月23日

2018年10月17日18日23日と立て続けに反則負けが出た

10月17日菅谷竜也七段による、角の動きに関する禁じ手による反則負けに続き、18日には女流王位戦予選2回戦で武富礼衣女流初段による二歩と、2日連続プロ棋士が公式戦で反則負けを記録しました。そして23日になって今度はC級1組順位戦青野照市九段二歩で反則負けを喫し、プロ棋士による公式戦で、たった6日間の間に3回も反則負けが記録されました。

残り時間は二時間以上、中盤まで優勢に進めていたのに54手目が痛恨の二歩

画像は将棋 棋譜並べ ▲都成竜馬五段 △青野照市九段 第77期順位戦 C級1組 6回戦「Apery」の棋譜解析 No.669 相掛かりからキャプチャーさせていただきました。
青野照市九段の二歩
対戦相手は先手番の都成竜馬五段。ここまで後手番の青野照市九段が局面をリードしており、考慮時間もまだ2時間以上あったそうです。食事休憩に入る18時のちょっと手前、17時37分にその事件は起こりました。青野九段の次の着手である54手目は7七歩!

青野照市九段の二歩
この禁じ手、二歩により、青野九段の反則負けとなりました。この前の青野九段の52手目の着手は7二歩打つでした。直前に歩を打った7筋だったのに、次の手にまた7筋に歩を打つという二歩でした。