ガールズ競輪選手の師匠である男性競輪選手のセクハラ発言で訴訟

2023年4月27日

彼氏と性行為ばかりしているから弱くなったと発言

発言を認めるも、必要な指導だと争っている

2023年4月27日読売新聞夕刊の記事によりますと、ガールズ競輪の選手が、師匠とする男子競輪選手の発言をセクハラとして訴えているとのことです。40歳代の男子競輪選手がガールズ競輪選手に不適切な発言をし、それによりガールズ競輪選手が適応障害になってしまい、約2か月間の休職(休場)。その間の日当や賞金など計約470万円の賠償を求め、2021年12月に裁判所に提訴しているそうです。

当初は裁判記録の開示を当事者に限っていたそうですが、開示制限を取り下げたそうです。ガールズ競輪選手は、問題を広く訴えたいとのこと。師匠である男性競輪選手は、生活の乱れを指摘するのは競輪の師弟関係では必要なこととし、争っています。競輪の師弟関係は、会社の上司部下の関係とは違い、私生活の面まで注意しなければならないと主張しているそうですが、どうなんでしょうね。

同様の言動を行わないよう選手会に誓約書を提出

2019年、ガールズ競輪選手は、選手会に被害を申告し、男性選手から事情聴取した際発言を認めたため、同様の言動をしないように誓約書を書かせて提出させたそうです。

ガールズ競輪
※画像はイメージです

ガールズ競輪選手にセクハラ発言、「彼氏と○○いばかりしているから成績が低下した」師匠の40代競輪選手が訴えられる。

ガールズ選手勝訴、男性選手に11万円の支払い命令

2023年9月29日判決

裁判では、一部の発言に違法性を認められ、男性選手に11万円の支払い命令がでました。なお、男性選手側の弁護士は、事実誤認があるとして控訴するそうです。
ニュース記事
朝日新聞デジタル:ガールズケイリン「師匠」に賠償命令 セクハラ発言、女性選手が勝訴

二審の2024年4月24日判決

高松高等裁判所で開かれた控訴審判決でも、一審の判決を支持し、男性選手に11万円の支払い命令が出されました。増額を求めていたガールズ選手の訴えは退けられたそうです。
ニュース記事
ヤフーニュース:競輪セクハラ、二審も賠償 女性の弟子に精神的損害

原告、被告選手の名前は?

産経新聞ニュースより

産経新聞:競輪の女性選手にセクハラ、指導役の男性選手に賠償命令 「性的羞恥心与え悪質」

この記事によると、香川県と書いてありますね。このことを報じた各ネットニュースには原告ガールズ選手名と被告男性競輪選手名がかいてなかったので、私もそれに倣い書いていませんが、香川県まで書かれてはわかりますよね。