日本初のカジノ、2025年大阪夢洲に作られる事が決定

2023年4月14日

2025年4月13日開催、大阪関西万博会場に併設

大阪の夢洲とは?どこにある?

2025年4月13日から開催される予定の、大阪・関西万博。その会場は、大阪湾にある人口の島、夢洲(ゆめしま)になるそうです。いったいどの辺りにある島なのか、調べてみました。
夢洲
夢洲
赤丸の位置が夢洲の位置です。大阪湾に作られた人工島、2018年に夢洲は大阪万博EXPO2025の会場となることが決定していました。
夢洲
2023年、グーグルストリートビューで見ても、何もないところですが、2年後にはここに世界153か国から、最先端の叡智が集結する事でしょう。

カジノ施設開業認定

2023年4月13日、夢洲の万博予定地に隣接する形で、IR(総合型リゾート施設)の建設計画が決定しました。4月9日の選挙で、IR推進派、大阪維新の会公認候補が当選したことにより、13日、岸田総理を本部長とするIR会合を開催することを認定しました。


日本初「カジノ」誕生へ…大阪のIR整備計画 政府が認定 岸田総理「国の成長に寄与」(2023年4月14日) 

IR事業の年間売り上げは5200億円見通し

運営は、大阪IR株式会社が行うそうです。IRの年間売上は5200億円を見通し、その8割がカジノでの売上らしいです。他には、客室数2500室のホテル、最大6000人以上収容の国際会議場や展示施設の運営を行います。大阪市は年間1兆1400億円の経済効果、年間約9万3千人の雇用創出を見込んでいるそうです。

日本人の利用は?

日本にカジノを作る構想自体はだいぶ前からあり、その時にもギャンブル依存症対策についての議論がありましたが、日本人がこの夢洲カジノを利用することについてはどうなるのでしょうか。週何回までの利用回数制限などもあるのでしょうか。現在日本国内でカジノをプレイするならば、オンラインカジノが思い浮かびますが、長らくグレーゾーンと言われていたオンラインカジノを警視庁がはっきりと公式サイトでクロと認定していますね。
警視庁オンラインカジノ
引用:警視庁サイト、オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!

インターネットが普及したころ、海外のアダルト動画サイトから無修正の動画をダウンロードすることもグレーゾーンと言われていました。あくまで日本語対応している海外のアダルトサイトは、海外在住者向けにサービスを提供していると弁明していましたね。警視庁のサイトで日本から海外のアダルト動画サイトへ接続してダウンロードすることについては言及されていなかったことを考えると、今後もいくつかはオンラインカジノでの逮捕案件もあるのかも知れませんね。
国内の、日本の法で認められているカジノであれば、日本人も利用はできるようになると思います。そのカジノで行われる種目が何になるかわかりませんが、まさか日本古来のサイコロや花札を用いたものではないでしょうから、海外のカジノでもメジャーなトランプでのバカラ・ブラックジャック・ポーカーやルーレット、スロットマシーンなんかが置かれるのでしょうね。

既存のギャンブル、今後の全国展開は?

現代では、公営競技である競馬、競艇、競輪、オートレースそして、パチンコ等がありますが、今後これらの競技との客の奪い合いはあるでしょうか?私は特にないと思っています。特に公営競技でのギャンブルは、家でネットにつないで行うやり方が主流になりつつあり、私の好きな競輪では2022年に売り上げが1兆円に回復したものの競輪場はガラガラという状態になっています。カジノやパチンコが家でできるようになるとは思えませんから、カジノができて公営競技やパチンコの売り上げに影響があるとは思えませんね。ただ、カジノはハウスエッジ(主催者の取り分)の割合が非常に低いので、その点はうらやましいですね。

大阪を皮切りにこれから全国で同じような施設が建設されるかと言えば、都市圏ではあるのではないかと思います。人口100万人未満の地方都市では建設されないのではないかと思っています。既に北海道、千葉市、横浜市、和歌山県では誘致を断念されています。長崎市は継続審査の模様です。また、この2025年からは夢洲のIR施設、特にカジノを取り扱ったサイトやYoutube動画が乱立しそうですね。オープン当初は、ギャンブル系のみならず、Youtuberが殺到してきそうな予感がします。