YAHOO!BB ADSLサービスが終了決定
日本のブロードバンド普及の第一人者、2024年までにサービス終了決まる
2019年5月10にソフトバンクのADSL接続サービス、YAHOO!BB ADSLが2020年3月から一部地域よりサービスを終了していくことが決まったそうです。既に2019年2月いっぱいで新規加入の申し込みは終了しており、今後は光回線を利用することになりそうです。このサービスは、2001年からサービスを開始しており、20年以上も続いたサービスで、日本のブロードバンド接続普及に大きく貢献したサービスでした。
インターネットの回線速度は64KBpsから一気に8MBpsに
それ以前は、ISDNというサービスがインターネットをする人たちに主流でした。ISDN接続では、回線速度が64KBpsと以前に比べ高速になったのですが、それよりも歓迎されたのは24時間電話料金を気にすることがなく定額でネットつなぎ放題ということでしょう。そしてインターネット接続中も家の電話を使うことができる様になりました。ISDNでは2つの回線があり、片方を家の電話に、片方をインターネット接続するパソコンに繋いでおりました。ちなみに両方インターネット回線接続して倍速の128KBpsでインターネットを高速に楽しむことも可能でした。この場合、家の電話は通話できなくなります。
そしてADSLが都市圏から順次サービスが開始されました。もちろん24時間定額でインターネットを使用でき、回線速度は一気に8MBpsまで引き上げられました。(注:本当に8MBps出るわけではなく、基地局からの距離などの条件により、1Mや2MBpsしか出てないのが普通でした。基地局から遠い人ほど遅くなる傾向がありました)
私も早速ADSLを申し込んだのですが、問題が2つ。当時契約していたプロバイダーが対応をしておらず、気に入っていたプロバイダーだったのに解約せねばならない事です。それに伴い、プロバイダー内で開設していたウエブサイトを引っ越して、URLが変更されました。そしてもう一つ、ISDNはデジタル回線、ADSLはアナログ回線を使用するため、ADSLの工事が終わるまでISDNでインターネットを続けることができず、何日かインターネット出来ない日があるということです。
2001年当時のヤフーBBモデム
契約過多のため、工事完了が大幅に遅れる
余りの人気に契約が殺到したのでしょう。予定日を過ぎても、ADSLが開通しません。あれ程毎日インターネット接続してオンライン麻雀ゲームなどをやっていた私には耐えられない夜が続きました。もうISDNでいいから、あの時に戻りたいとも思えました。そんなある夜、家に帰ってみると、ADSLが開通したという事を示すランプ表示に変わっておりました。うれしかったですねぇ。
ちなみにこれは、私が初めてインターネットに接続したセガサターンのモデムです。これに電話回線をつないで、家庭用テレビでインターネットしてました。
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