XPRESSION CAMERA 使い方と購入レビュー、動画の動きに合わせて画像を動かしてみた
ウエブカメラの動きに合わせて静止画像が動く動画を配信できる
朝起きて、そのままの状態でもオンライン会議に出席できるAI動画アプリ
XPRESSION CAMERAは、ウエブカメラの人物の顔の動きに合わせて、AIが画像処理を行い静止画を動かしてくれるアプリで、WINDOWSとMACで使用が可能です。MAC版が最初にできて、次にWINDOWS版ができたようです。私はWINDOWSしか持っていないので、WINDOWS10でインストールしてみました。
実際にウエブカメラに映された映像は右のように、朝起きたばかりなんですけど、XPRESSION CAMERAを通してZOOM等で配信しますと、相手側には左のスーツ姿で寝ぐせも無い状態にして配信をしてくれます。家にいるのにわざわざスーツに着替えるのは面倒ですものね。夏の暑い時期にパンツ一丁でオンライン会議をしても問題なし。ウェブカメラに入植された顔の表情に合わせ、元は静止画像だった左の配信される動画の顔も変化します。画像は公式ページより引用しました。
同一人物である必要はありません。歴史上の偉人の肖像画やモナ・リザ等の絵画でも、AIが顔を認識できれば使用可能です。画像は公式ページより引用しました。
人である必要もないようで、この例では人の表情に合わせて猫が話しをしているような動画にもできます。動物でなくとも、アニメや漫画の画像でも、顔と認識できれば使用可能です。画像は公式ページより引用しました。
このアプリは、仮想ウェブカメラとして機能します。ZOOMやYOUTUBEのライブ配信の入力先をXPRESSION CAMERAに設定すれば、上3画像の左の様に配信を行う事が可能です。左画像の元となる静止画像は、解像度の高い、証明写真のような顔で撮影したもののほうがより一層効果が高いと思いました。歴史上の人物の肖像画等でも可能なので、とりあえず顔を認識できれば使用できます。
起動してみたレポートと使用方法
WINDOWS10で起動してみた画像です。上の大きな黒い長方形部分に、実際に配信される動画が表示されます。大きく表示させることはできないようです。その下にある、小さな黒い長方形部分に、ウェブカメラから入力された動画が表示されます。その下に、Face Changeとありますが、そこをクリックすると、元となる静止画を選択したり、アップロードしたりできます。もう一つのタブはVirtual Backgroundと言うタブで、背景をアップロードしたり選択したりできる様になります。
顔静止画像、背景画像のアップロードは、顔の写真や動画を選択から行います。ここにドラック&ドロップでも良さそうに見えるのですが、何故かそれができません。バグでしょうかね。その下にある、ファイルを選択は問題なく使えますのでクリックします。PC内に保存されているJpeg、Pngファイルを選択できますので、アップロードしますと、ファイルを選択の下にサムネイル表示されて使用できるようになります。その画像を顔画像と認識できなかった場合はエラー表示されます。また、動画も選択できるように書いてあるのに、動画ファイルをアップロードできません。
その下にあるのは検索ボックスで、ネット上から画像検索をして候補を表示してくれます。しかもその候補画像が全て顔画像だけという優れもの。これはすごいです。例えば、麻雀で検索すれば、麻雀牌等は表示されず、プロ雀士の顔(なぜか女流プロが多い)だけが表示されます。ほとんどの画像は使用可能でしょう。二人で写っているもの、顔を一部隠して写しているものなど、使えそうもない例外はあります。
その下にあるのは、最初から用意されたサンプル画像です。背景を無しにしたい場合はこちらからNo imageを選択しましょう。サンプル画像からも分かるように、実際はオッサンでも、若い女性の顔でYoutube配信したりもできちゃいます。声はオッサンのままですけど・・・。
相手側に表示される動画、確かに良く見れば、不自然なところはあるものの、ネット環境やPCの性能のせいにすれば、誤魔化せるかな?精巧な動画を作成したいというならばちょっと無理でしょう。PCの性能にも左右されると思います。
ウェブカメラから、実際の動画を入力する
大きい方の黒長方形右上にある、歯車アイコンをクリックすると、設定ダイアログが表示され、カメラを選択とGPUを選択と出てきます。カメラを選択から、入力したいカメラを選びます。GPUを選択では、私の環境ではどれでも変化を確認できませんでしたが、最適なものを選択すればよいかと思います。入力できるカメラがない場合、XPRESSION CAMERAでは何もできません。
予め用意した動画に合わせて静止画を動画化する方法
PC内に保存されている動画ファイルに合わせて、静止画像を変化させて配信することも可能です。ただし、XPRESSION CAMERA単独ではできない模様です。そこで私が使った方法は、仮想ウェブカメラのアプリを起動させて、XPRESSION CAMERAで入力する方法です。Youtube等でライブ配信を行っている人に人気の、Streamlabs OBSで行ったところ、XPRESSION CAMERAのカメラの選択に候補として出て来ず、使用できませんでした。私のやり方が悪かった可能性もありますが、使えないのかな。そこで、ManyCamという仮装ウエブカメラソフトを使用したところ、XPRESSION CAMERAでも認識してくれました。Many Camで動画を取り込み、XPRESSION CAMERAの設定からカメラを選択で、ManyCam Virtual Webcamを選択すれば、使用できます。
ただし・・・。良い画質は得られませんでした。ManyCamの設定をいろいろ変更してみたのですが、あまり画質向上できませんでした。そして、PCの負荷が大きいです。ある程度性能の高いPCでないと、アプリが停止してしまうでしょう。停止せずとも、動きが良くないといった結果になるでしょう。XPRESSION CAMERAで直接動画を取り込めれば違う結果になると思うのですが、どうしてもできません。アプリでは動画を取り込めるように書いてあるのですが、これはバグでしょうか。フリー版でなく、有料版にして月800円を支払ったのですが、できませんでした。
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