動画変換・編集ツール、Vidmoreの機能、特徴、使用方法レビュー

kanri

2年前

手元の動画・音声ファイルを高画質、高音質に変換するツール

Vidmoreは、WINDOWSとMACに対応する、動画のファイル形式変換と編集を行うツールです。動画編集に欠かせない機能は揃っており、最低限の欲しい編集機能が利用できるので、動画編集の経験がない人にも覚えやすいアプリだと思います。また、スペックの高い最新式のPCを使用せずとも安定した動作ができるので、動画編集中にアプリが動かないなどのストレスもないです。MV（ミュージックビデオ）作成も、サンプルからイメージを選んで作成することもできますので、結婚式や二次会等で披露するムービーの作成を急遽頼まれたとしても、一般の人でも十分に恥ずかしくない作品を作成できると思います。このソフトはMP4 MOV 変換やMKV MP4 変換のように、汎用的な動画フォーマットの間相互変換がサポートできます。

今回は、WINDOWS版で使用方法の説明をしていきます。ダウンロードと試用は、以下のサイトからすることができます。対応システム環境で、WINDOWSまたはMACを選択した後、無料ダウンロードでダウンロード、インストールをしてください。
Vidmore 動画変換

ホーム画面

※画像は全て、WINDOWS版です。

Vidmoreを実行すると、最初に出てくる画面です。使い方は、中央にありますステップに沿って進めていけるので、初めてでも直感的に使用することができるので簡単です。

一番上に、変換、MV（ミュージックビデオ）、コラージュ、ツールボックスとありますので、順にみて行こうと思います。

動画の変換

ホーム画面一番上、デフォルトで最初に選択されている変換で、動画形式の変換を行うことができます。まず、動画形式を変換したい元ファイルを、＋印の部分を推して選択し開くか、ドラックアンドドロップで元になる動画ファイルを読み込ませましょう。

このように、動画が読み込まれました。読み込んだ元動画のファイル名、動画形式や長さ、ファイルサイズ等が表示されています。この下にある青色のアイコンをくりっくすると、この元動画を編集する事ができます。左から、編集、カット、動画強化となっております。必要なら、これらを使って動画編集をすることができます。

AVI、MKV、MOV、MP4、WMV、WebM、M4V、FLVなど、200種類以上、すべての汎用のメディア形式の互いに変換できます。動画から音声を抽出するも可能です。iPhone、iPad、Samsung Galaxy、Sony PlayStation、TVなどの最新モデルを含む、すべての一般的なデバイスとガジェットに100以上のプリセットを提供します。

編集

左に元動画、右に編集結果が表示されます。次に、上のメニューから、編集したい内容を選択します。

回転＆クロップでは、動画を左回転、右回転、水平回転、垂直回転させて表示させることができます。また、クロップする範囲を任意のピクセル数もしくは、左に表示されている元動画から黄色の枠を動かして範囲を決めることができます。

このように、動画の一部をクロップ範囲に指定して、下の画像のように表示できます。

動画の画面全体が必要ない場合、動画の一部を拡大したい場合に使えますね。

エフェクト＆フィルターでは、動画のコントラスト、飽和度、輝度、色相の調整、インターレス解除ができます。また、動画フィルターにより、様々なエフェクトを与えることができます。

ウオーターマークでは、動画にウオーターマークを挿入できます。テキスト文字のウオーターマークもしくは、イメージ画像のウオーターマークを挿入できます。

テキストのウオーターマークを挿入したい場合、テキストを選択し、右のテキストボックスに挿入する文字を入力します。フォント、色、サイズ、位置、回転、不透明度を決めて挿入できます。

このように、画面右下に赤字、不透明度50であざす報とテキストでウオーターマークをいれてみた例です。同じようにイメージ画像をウオーターマークにする場合も、サイズと位置、回転、不透明度を調整して挿入することができます。

オーディオでは、オーディオトラックの追加で、音楽ファイルを選んで音の変更をしたり、音量調整、ディレイ調整を行うことができます。

字幕では、字幕ファイルを読み込んで字幕を動画に挿入することができます。フォント、カラー、アウトラインカラー、位置、不透明度、ディレイを調整することができます。

カット

青色のハサミアイコンを押すと、動画のカット編集をすることができます。元になる動画の最初から最後までは必要ない場合、必要な所だけを残して新しい動画を作ることができます。

開始時点、終了時点を選び、その間をカットすることができます。フェードイン、フェードアウト効果を挿入することができます。複数にカットした動画は、一つに結合して出力することもできます。

動画強化

青色のパレットアイコンをクリックすると、動画品質の向上のために役立つツールを使うか選択できます。選択できる品目は4種類で、高級解像度、明るさとコントラストを最適化、ビデオノイズを取り除く、ビデオの揺れを減らすになります。使いたい品目の左上にあるチェックボックスにチェックを入れてください。

高級解像度は、ビデオ解像度を向上させて、優れた解像度を得ることができます。
明るさとコントラストを最適化は、ビデオの明るさとコントラストを自動で最適化してくれます。
ビデオノイズを取り除くは、不要なビデオノイズを取り除き、ビデオをよりクリーンにしてくれます。
ビデオの揺れを減らすは、ビデオを安定させることができます。フレーム全体が動く動画のみに適用します。

プレビューを押すと、10秒間プレビューを見ることができます。

動画を変換

動画の編集が全て終わったら、動画を変換します。

一番左の、出力形式で、ファイル形式を選ぶことができます。すべての動画を一括して変更することも、個別に指定することもできます。
変換する形式は、MP4、MOV、AVI、WMX、MPEG、VOB、FLV等様々あり、FACEBOOK、TikToK、Youtube等の動画サイト投稿用に変換することも選ぶことができます。最後に変換をクリックすると、動画の変換が始まります。

ビデオ品質を完全にそのまま変換できます。1080p HDや4K Ultra HDなどの動画の元の品質を維持できます。プロフェッショナルなビデオ処理アルゴリズム技術により、高い視覚品質を維持しますが、ファイルサイズは小さくなります。

このまま終わるまで待ちましょう。指定されているフォルダに、出来上がった動画ファイルが保存されます。

WindowsおよびMac向け、NVIDIA CUDA、AMD APPと Intel HD グラフィックス加速技術を搭載して、業界より変換のスピードが50％UP！超高速変換の同時にオリジナル動画と同じ品質で無劣化で動画・音声の形式を変換することと保証します。

MV（ミュージックビデオ）作成

ホーム画面の一番上で、MVを選択します。

テーマを選ぶ

用意されているテーマから、作成したいMVに合わせて選ぶことができます。テーマがダウンロードされて、右画面でテーマを見ることができます。

結婚式の写真・ビデオ、旅行の写真・ビデオ、さらにことも育ての瞬間の写真を、MVテンプレートを使用して素晴らしい思い出としてのムービーに作成します。お気に入りの写真、映像、音楽を追加して、パーソナライズされたフォトビデオスライドショームービーを数分で作成します。

画像を追加する

次に、下にある追加から、画像ファイルを選択します。複数のファイルを一気に選択もできます。

右の作成される動画プレビューに、選択した画像が自動で挿入されます。表示させたい順に画像を並び替えることもできます。

画像を編集する

画像を選択し編集を押すと、画像の編集を行うことができます。編集方法は、上の動画編集と同じ要領で行うことができます。

回転＆クロップで、画像を左回転、右回転、水平回転、垂直回転させることができます。また、必要な部分だけをクロップで選択して表示される事ができます。
エフェクト＆フィルターで、画像のコントラスト、飽和度、輝度、色相を変えることができます。画像のインターレスを解除することもできます。フィルターでは、画像に様々なフィルターをかけることができます。

これら画像の編集は、左に元画像、右に編集した画像を確認しながら行うことができます。

ウオーターマークで、画像にテキストまたはイメージ画像で、ウオーターマークを挿入する事ができます。

設定

歯車のアイコン、設定をクリックします。
必要ならば、動画の開始タイトル、終了タイトルをテキストボックスに入力します。テキストのフォントと、色を設定することができます。
オーディオトラックでは、動画のBGMを音楽ファイルを選ぶことで変更することができます。デフォルトでも音楽ファイルは設定されており、そのまま使うこともできますが、好きなものに変更することもできます。BGMのループ再生の有無、フェードイン効果、フェードアウト効果の有無を決めることができます。音量調整、ディレイ調整も行うことができます。

エクスポート

エクスポートをクリックすると、動画フォーマット形式、解像度、フレームレート、品質、GPUアクセラレーションのオン・オフ、保存先を選んで、動画を作成することができます。

コラージュ動画作成

ホーム画面で、コラージュを選ぶと、様々な形のコラージュ動画を作成することができます。
テンプレートから、コラージュしたい形を選択します。

これは、テンプレートの一例です。他にも多数あります。すると、上の表示がコラージュに合わせて変更されますので、あてはめたい動画を読み込ませていきます。

テンプレートで選んだように、分割されて表示されますね。テンプレートは、自分で大きさを変えたり変更することが可能です。ここでも動画編集の時同様、動画を回転、フィルターをかけたり、カット編集、オーディオを編集することが可能です。
最後に、エクスポートをクリックして、作成する動画ファイル名、フォーマット形式、フレームレート、解像度、品質、保存先、GPUアクセラレーションのオン・オフを設定して動画を作成できます。

ツールボックス

ツールボックスは、動画の編集に関するさまざまな便利なアプリを使用することができます。

メディアメタデータエディターでは、元のファイル情報を保持し、またニーズに応じて変更します。
動画圧縮では、ビデオファイルを必要のサイズに圧縮します。
音声圧縮では、ニーズに応じて最適のサイズに音声ファイルを圧縮します。
動画ウオーターマーク除去では、動画のウオーターマークを除去します。
GIF作成では、ビデオまたはイメージファイルをGIFに作成します。
写真変換では、JPG.JPEG.PNG.WEBP,BMP,TIF,TIFFなどの画像ファイルの形式変換ができます。
3D作成では、２D動画を３D動画にして作成します。
動画強化では、動画品質を向上させます。
動画カットでは、動画を最適な長さでカットします。
動画結合では、幾つかのクリップを一つに結合します。
動画クロップでは、ビデオの冗長期間を切り取ります。
ビデオウオーターマークでは、動画にテキスト或いは画像のウオーターマークを追加します。
色補正では、ビデオの色補正をします。
動画スピード管理では、簡単に動画の再生スピードをアップ、スローにします。
動画逆再生では、動画を逆再生にします。
動画回転では、ニーズに応じて動画を回転させます。
音声ブースターでは、動画の音量を調整します。
音声同期では、動画の音ズレを補正します。
ファイル日付変更では、作成日、変更日、アクセス日など、ファイルの日付を個別に、またはバッチで変更します。
ビデオ/オーディオレコーダーでは、コンピュータに高品質でビデオ/オーディオを録音します。
ビデオプレーヤーでは、様々なフォーマットのビデオを再生します。

使用してみた個人の感想

動画編集ソフトは、私も昔からいろいろと使用してみた経験があります。普段聞きなれない専門用語が多く、なかなか覚えられない言葉もあります。Vidmoreは、動画編集の初心者、入門者向けな印象を受けました。動画編集で余り使わない機能は実装されていませんので、機能が多すぎて結局使わないというものを極力省いているように思います。まず最初に欲しい機能として、撮影した元動画を極力綺麗な高画質にして保存したいことと思われます。その点では、画質の調整もマニュアル、自動で行うことができるので問題ないですね。
動画編集を行うには、どうしてもマシンスペックの高いPCを要求されます。Vidmoreは、動作が軽く動作が安定していました。動画作成の途中でアプリが強制終了したり、動作が止まってしまう事はもちろんなく、動作が遅くなってストレスになることもありませんでした。スペックの高いPCならばより高速に、スペックがそれほど高くないPCでも安定した動作ができると思います。
ツールボックスに、動画編集に使えるちょっとした機能をまとめてくれているのが助かります。ちょっとだけ動画をいじりたいときに、必要な機能だけを呼び出して編集できるのが良いですね。

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