SNSで出荷できずに廃棄になるパンを販売すると拡散
2023年1月25日のツイッター投稿
タマヤパン(大阪府岸和田市下松町965)で、出荷予定だったパンが、大雪の影響による通行止めを受けて、出荷できなくなり、大量のパンが廃棄処分の危機に。この危機に、ツイッターを利用してパンを販売するという試みをされていました。本社工場の直売所にて、いつもより低価格で販売するとツイートされ、1月26日10時から販売開始と告知されました。
タマヤパンさんの1月25日18時ごろのツイートより。
このように工場では、たくさんの板重(ばんじゅう、パンを入れてあるプラスチックの容器)が積み上げられていますね。これをトラックで各販売所に届ける予定だったのでしょうが、それができなくなってしまった模様です。このままではすべて廃棄処分になってしまうので、即席の販売所を設けるので買いに来ていただきたいとのことでした。これが1月26日15時現在に約1.5万のリツイートがあり、ツイッター上に拡散されていきました。フォロワーさんが410人ぐらいなので、今回いかに多くの人の目に触れたかが分かりますね。ツイッター以外でもインスタグラムでも同様の投稿をされていたようです。
翌朝の工場前の様子を伝える投稿では
あみゃはぁさんのツイートより。工場前の道路はパンを買いに来た人の車の列ができ、入り口付近にも人の列ができていますね。1日も宣伝時間がないにもかかわらず、大阪府を中心に多数の人が来場されて購入されたのでしょう。
午前10時開始にもかかわらず、10時台に只今の列で販売終了のツイートをされていました。1時間足らずで完売の目通しが立ってしまったという事ですね。そして12時台に完売されたというツイートをされていますので、その前11時台で全て終わられていたのでしょう。
このような、大量の在庫を抱えてしまったための拡散希望ツイートは、初めての事ではなく、たまに見かけることですが今回も成功したようですね。SNSの上手な使い方の一つになりつつありますが、影響力の大きさを改めて知らされたツイートでした。