偽造防止の強化、令和3年から新500円硬貨、令和6年から新千円、新五千円、新一万円札になる
久しぶりの500円硬貨と紙幣のデザイン変更ですね。500円硬貨は、2021年から新しくなるそうです。500円硬貨がデザイン変更されるのはこれで3回目ですね。その前までは500円紙幣、肖像画は岩倉具視でした。それに遅れて2024年からは新紙幣が登場します。1万円札は福沢諭吉が2回続きましたが、次の1万円札は渋沢栄一となるそうです。
新五百円硬貨
財務省サイトより引用
上の画像はあくまでイメージだそうで、細部の変更はあるようです。新しい偽造防止技術として、バイカラー・クラッド(二色三層構造)、異形斜めギザを採用するそうです。3種類の金属を重ね合わせ、1枚の500円硬貨を作るようです。また、現行の500円硬貨にもありますギザギザですが、このギザギザを現行の変化のないギザギザから、変化のあるギザギザに変更するようですね。
初代500円硬貨は、韓国の500ウォン硬貨を変造して偽物が自動販売機で使われました。もう30年ほど昔の話しですね。新しい500円硬貨を早く見てみたいものですね。直径は全く現行と同じ、重さは0.1グラムだけ重くなるようです。
新千円券
財務省サイトより引用
肖像画は北里柴三郎、裏は富獄三十六景です。1000の字が大きいです。今までは千円と漢字で書かれていたのに、左隅に行っちゃうのですね。新たな偽造防止対策としては、高精細すき入れ、最先端技術を用いたホログラムを採用するようです。また、お札の通し番号ですが、現行の9桁から10桁に1桁増やす予定だそうです。この偽造防止対策は、3種類の新券に共通しております。現行の1000円札と色合いが似ており、ちょっと見ただけでも1000円札だと間違えることはなさそうですね。
新五千円券
財務省のサイトより引用
肖像画は津田梅子、裏は藤です。現行の樋口一葉から2代続けて女性が採用されました。女性は、顔の彫りが浅くて偽造されやすいという観点から、余り採用例が無かったのですが、現行五千円券で偽造はさせないという自信を付けての採用でしょうかね。こちらも現行の5000円券と色合いが似ております。日本の5000円券といえばこの色というイメージができそうです。
新一万円券
財務省サイトより引用
肖像画は渋沢栄一、裏は東京駅丸の内駅舎です。福沢諭吉時代が長かったので、なじむのに少し時間がかかるかな?1万円札の事をよくユキチと呼ばれるのを聞きますが、令和6年からはエイイチと呼ばれるのでしょうね。
あれ?もう一つの現行紙幣は?変更なしなんだね
さて、以上で2024年から変更予定の紙幣3種類をご紹介いたしました。ですが、もう一種類日本には流通している紙幣がございますよね?
2000年に登場した2000円券です。こちらは変更予定ないようです。現在、9割が沖縄県で流通しており、北海道から鹿児島県の間ではほとんど見る機会がございませんね。個人的には1回の買い物で2000円台を支払う事が多いので便利だと思うのですが、二千円券って発行開始直後に少し使ったきりです。今回の新紙幣変更リストにも、名はございませんでした。