仕事を辞めた後の収入は、雇用保険しかない
私が仕事を辞めた理由は、事業所の閉鎖(倒産)
前の仕事を辞めて、1年が経ちました。仕事を辞めて、そのあと9か月ほど無職となりましたが、その間雇用保険を受給していました。生涯で初めての受給だったのですが、意外と難しいことはないので、どのようなものだったのか書いておこうと思います。
仕事を辞めた後、収入が雇用保険しかない場合。しばらくのんびりと暮らしたいが、仕事も探さずに雇用保険を満期まで受給し続けることは可能なのか?結論から言えば、可能です。最低どうすればよいのか、思い出しながら書いていきます。
私が仕事を辞めた理由は、働いていた事業所の閉鎖、倒産による解雇です。年齢は40代で、雇用保険には14年間入っていました。年齢、雇用保険加入年数によって、雇用保険の受け取れる期間が変わってきます。私の場合は、270日間です。仕事を辞めた日が、6月中旬でした。6月下旬にハローワークに初めて行きました。7月後半に、会社から最後の給与を支給されました。会社の都合での退職なので、3か月待つことなくすぐに雇用保険の受給は始まりますが、最初の受給はいつになるでしょう?
初めてのハローワークから1週間の待期期間
初めてハローワークに行ってから1週間は待期期間と言って、本当に無職になったかを試されます。最初の一週間は、仕事や仕事探しの活動をせずに過ごします。待期期間を過ぎれば、受給が始まりますが、すぐにもらえるわけではないです。さらに1か月ほど先に初めて雇用保険をもらえます。
待期期間終了でハローワークに行くと、これからもらえる雇用保険の金額等を算出されて、次回にハローワークに行く日を教えてもらえます。ハローワークに行く日は原則変更できず、その日に行けない場合、支給が一か月先延ばしになります。行く日の変更は本当にやむを得ない理由があって連絡をしないと受け付けられません。私の同僚が子供の都合で変更を願い出ても却下されていました。
初めのハローワークから初受給まで
その待期期間の日数である1週間を含み、毎月最低2回の就職活動が必要となります。最初は、今後の受給や活動、職業訓練についての説明会を受けます、この説明会も、就職活動1回になります。説明会は、説明会場まで出向して受けても良いのですが、何とYoutubeの動画を見るだけでも良いです。何月何日に、Youtubeの指定動画を視聴したと記録するだけで就職活動1回は終了です。
就職活動は、ハローワークの端末PCで見つけた仕事を窓口で相談したり、ハローワークの主催するセミナーに参加したりすることでも1回に数えられます。これから毎月2回以上求職活動をします。ですから、28日に2回ハローワークに出向きました。28日とは、受給される区間で、28日に1回支給されるということです。
もっとも簡単な求職活動の方法
ハローワークの端末PCで、正社員でも非正規社員でもパートでも、仕事を探してそれを印刷します。印刷した用紙を窓口に渡し、しばらくすると説明を受けられます。これを面接相談と言います。会社面接応募の電話をしますか?と聞かれたら、「この会社を家で検討したい」と告げれば良いです。そうすれば、会社に面接へ行かなくてもいいですからね。これで就職活動1回になります。私の場合家で実際に会社を検索して調べたり、場所を自分で見に行ったりしていました。
雇用保険受給方法
失業保険を受給するため、28日に1回の指定日にハローワークに行きます。毎週同じ曜日、第何、何曜日と、初回に決定します。例えば第3木曜日といった具合です。これを認定日と言います。その日までに2回の就職活動を行ってください。その日までですよ、その日に行ってはいけません。認定日に就職活動を行った場合は、翌回認定日分にカウントされます。
無事審査が通れば、1週間以内に指定口座に振り込みがあります。ただし、土日祝は振り込みがありません。1週間以内と言われましたが、私の場合はもっと早かったです。私は木曜日が認定日でしたが、振り込みは毎回月曜日午前10時ごろにありました。ですから4日後ですね。
認定日でハローワークに来たついでに、翌認定日の為に端末PCで上記の就職活動を行っておきましょう。そして翌認定日までにもう一回、ハローワークに来ればよいわけです。
雇用保険満期前に、早く就職決定した場合
早めに就職を決めた場合、残り日数に応じて未払いになった保険金の半分以上が一括で支払われます。早く仕事を決めたから損するわけではないので、考慮されてよいかもしれませんね。
最後の受け取り
私の場合、最後の認定日の時には既に仕事が決まっておりました。新しい就職先が決まったら、本当は仕事を始める1日前にハローワークに申し出に行く必要があります。その申し出と認定日が同じ日で、もう雇用保険がもらえないかなと思ってました。まあ最後の残り日数は28日もなくて、数日、金額も少ないので諦めてました。しかし結果、その数日分ももらえました。就職が決まった報告と、認定が同時にできました。満期になって、雇用保険が止まってもハローワークで就職相談はできる旨を伝えられました。
雇用保険で生活中に感じたこと
無職になって、待機期間中に会社の組合の健康保険から国民健康保険への切り替えと国民健康保険への切り替えを行いました。国民健康保険、国民年金、住民税などの請求が家に届きます。これまでは会社が給与から引いていたので届かなかったのですが、これらの請求がやってきます。これがなかなかの金額になります。申し出れば、国民年金の減額、支払い免除等もできるようです。住民税は、昨年の収入から計算されます。今、解雇から1年。1年前は無収入ってことで、現在支払っている住民税は非常に安いです。
最後に
私の場合
- 6月中旬解雇
- 6月下旬、ハローワーク初日。待期期間
- 7月上旬、Youtube動画視聴で1回の就職活動終了。待期期間の終了。
- 7月下旬、元の会社から最後の給与振り込み
- 7月、ハローワークで2回目の就職活動。
- 7月下旬、ハローワークの認定日で出向。同日、次の認定分の1回目の就職活動終了。
- 8月上旬、最初の雇用保険振り込みあり
といった流れでした。
この内容は、お住まいの地域によって違いがあると思いますので、ご参考までにしてください。私は、関東でもハローワークに行ったことがありましたが、めちゃくちゃ混んでいる印象でした。ですが、今住んでいる地方都市では、かなり空いている時が多いので、一回ハローワークに行ってかかる時間は20分プラス端末PCで仕事情報を探している時間ぐらいでした。
ハローワークの端末に登録されている就職情報ですが、民間の就職サイトに比べれば圧倒的に少なく感じました。就職先を探すには、民間サイトも必ず見ておくべきだと感じました。