聰明的一休之反鬥公主、中国で制作された劇場版一休さん
1975年から1982年まで放送されていたアニメ一休さんの中国で制作された劇場版アニメです。音声は中国語、字幕は簡体字中国語と英語で書かれております。さすがに日本語字幕がないとちょっと内容を理解するのが厳しいですが、子供向けに制作されているので少し中国語がお分かりになる方だったらある程度理解することができます。
蜷川新右衛門さんが幕府の使者として大陸に渡っている
寺社奉行としてアニメに登場する蜷川新右衛門さんですが、このアニメでは幕府の使者として中国大陸にわたっております。当時の中国は明の時代ですが、幕府の使者として訪れております。話は帰国する1日前から始まります。
明国の姫である、玉蘭公主がとんちを新右衛門さんに仕掛けてきます。新右衛門さんは答えられませんでしたが、一休さんの話がここで出てきます。一休さんのほうが玉蘭公主よりも上であると言い、壁に描かれている竜を追い出す方法を公主に出題。これを有名な、屏風に描かれた虎を追い出すとんちを使って将軍義満公を負かせた話を持ち出します。
一休の話しを聞き、とんちで打ち負かせてやる為に幕府の使者の帰国する船に供2人と紛れ込んで乗船してしまった公主。中国語でのオープニングテーマ終了後、京都から話が始まります。
中国でも人気だったアニメ一休さん
1983年から中国でも聡明的一休としてアニメ一休さんが放送されており、私の知っている中国人も一休さんの話を知っていました。実在の人物(をもとにした話)とは知りませんでしたけどね。この劇場版アニメでは日本人も制作に携わっており、原作のアニメ感を一切壊すことがない作品に仕上がっております。声優さんも日本人声優陣のイメージを壊すことない声です。