ヒトにも遺伝子操作されたか?中国でエイズ免疫持たせた双子女児誕生か?

2018年11月28日

とうとう遺伝子操作された人類誕生?

中国の南方科技大の科学者、賀建奎副教授が生まれつきエイズウイルスに抵抗力を持つ遺伝子を注入した受精卵から双子の女の子を誕生させることに成功したと発表したそうです。11月27日から29日の香港で開かれるゲノム編集の国際会議で発表する模様です。

双子の赤ちゃんは露露ちゃん娜娜ちゃんと命名されたようです。とうとう人類にも遺伝子操作された子供が誕生したのでしょうか。

ヒト免疫不全ウイルス
ヒト免疫不全ウイルス

人間以外の遺伝子組み換えは既に良く聞く話だけど

遺伝子組み換えといえば、よく聞くのは食品。内閣府食品安全委員会によって日本では、ジャガイモ、大豆、てんさい、トウモロコシ、菜種、綿、アルファルファ、パパイアの8作物318種類が食品の安全性をかくにんしているそうです。

ヒトを最も殺しているのは蚊ですが、蚊の遺伝子操作によってオスだけが生き残るようにするという試みもあります。吸血するのはメスの蚊だけですので、オスしかいなくなれば蚊に刺されることはないですね。日本に生息している蚊によって生命を絶たれるということはあまり聞きませんが、外国ではマラリアなどの病気媒介で蚊は大きな脅威であります。

この人体実験ともいえる行為に非難相次ぐ

ヒトへの遺伝子操作は現在の科学力で可能ではあるものの、倫理上の理由で反対意見が多く、この賀氏にも多くの非難が寄せられています。国内外の中国人科学者122人が連名で非難声明を発表するそうです。このような行為を独断で行うというのは私も賛成できませんね。今後人類の歴史に悪影響を及ぼしかねない行為だと思います。賀氏自身は賀氏は「遺伝子組み換え技術を疾病予防の分野に用いた歴史的一歩」とおっしゃっておられるようですが、果たしてそうなのでしょうか。

産まれてきた双子の女の子には全く罪はありませんが、この先もこの事実を二人が知らないで生きていくとは思えません。何かしら偏見の目で見られるとか、科学者たちの注目を悪い意味で浴びそうで、可哀そうでもあります。