児童福祉法等改正案で親の体罰禁止、しつけでも体罰は禁止と明記される
この頃の、親による暴力で子供が死亡する残念な事件が続いていますね。19日の閣議で、児童福祉法の強化、親の体罰は例え教育、しつけであっても禁止するという法案が閣議決定されたそうです。これにより、児童の一時保護を躊躇なく行えるといった事が狙いのようですが、良い面ばかりなんでしょうかね?
タイトルにも書きました、「親父にもぶたれたことないのに」は、機動戦士ガンダムでアムロ・レイが発した言葉でして、往年のガンダムファン、いや、ガンダムファンでなくともガンダムをちょっとでも知っている人ならば大体わかる名セリフですね。他の人に殴られたりしたら、この言葉を発するのが当たり前の時代になるのでしょうか。
法律で禁止されるが、罰則は無し
この法案が決定されれば予定では2020年4月1日から施行となるわけですが、違反した場合の罰則は特に設けられない模様です。法律に違反しても、特に罰せられないものというのは結構ありまして、その一部をご紹介しましょう。ただし、私は法律の専門家ではないので、間違えていたらごめんなさい。
未成年者の喫煙、飲酒
未成年者で喫煙、飲酒をした場合、未成年者本人には特に罰則はありません。ただし、未成年者に煙草や酒を販売したりした側は罰せられます。この場合の罰せられないというのはあくまでも法律で罰せられないだけで、学校から停学退学処分を言い渡される事は含みませんけど。
単純売春
個人で売春するだけでは罰せられません。売春自体は法律では禁止されておりますが、罰せられるのは管理売春とか売春を助長させる行為をした者です。
まだ他にもいろいろとありますが、今回の親権者による子供への体罰も、これら同様、罰則のない法律となるようですね。
親による体罰は本当にマイナスなだけなのか?
どうなんでしょうね?痛みがあるから理解できるということもあると言われる方もおられると思うのですが。殴った方も痛いんだと言う声も聞こえてきそうです。殴られることにより痛みを知るのです。それを知らないと、他人をただ暴力で殴っても、相手の痛みを理解できない人になってしまうとおっしゃる方もおいでになるでしょう。千葉県の事件のような度を超えた、子供が亡くなってしまうものは論外でしょうが、家庭内の事を法律で決めてしまうというのも何だかな?と、思いますよね。
虐待としつけの境界線、これが曖昧だから、それならば法律で全面禁止にしてしまおうということなんでしょうかね?児童相談所も一時保護を行いやすいですし、手遅れになる前に対策できるという点では良いとは思います。
波平さんの「バカモノ」でカツオをゲンコツするシーンも放映禁止?
「バカモノ!」と一軒家が振動を起こす勢いで発声して、カツオの頭にゲンコツするシーン、サザエさんではおなじみのシーンですが、こういうシーンも法律に反するシーンとして今後禁止になってしまうのでしょうかね?現代のドラえもんでは、ジャイアンの暴力的なシーンはめっきり減っていますが、この暴力と波平さんのゲンコツは訳が違いますよね。
こういったシーンは放送禁止になるのでしょうか?
昔のアニメを現代で放送する場合、本放送当時問題のないセリフでも、現代では禁止されているセリフの場合、ピー音を被せる等しておりますが、この場合は
モザイク処理でもするのかな?