盗撮ハンターが9500万円の示談金を恐喝して逮捕される

2019年2月10日

前代未聞の示談金恐喝、30代盗撮男から1億円以上を要求した盗撮ハンター

東京都池袋駅で女性のスカートの中を盗撮した30代男性から、示談金として1億円以上を奪おうとした盗撮ハンターの東京都豊島区、無職相馬慎之介容疑者25歳が恐喝未遂で逮捕されました。この前代未聞の示談金要求、未遂に終わりましたがどうやら750万円は恐喝で奪っていた模様です。現在恐喝容疑でも捜査中です。

盗撮ハンターとは?

ご存知の方も多いと思いますが、盗撮している男性を見つけて、警察や他の人に相談しにくい事を良いことに、盗撮者から示談金と称して金銭を要求する者の事です。主に人の利用が多い駅などにおりまして、盗撮しそうな男を探しており、その男が盗撮をしたら女性の知人や恋人を装い、盗撮者から金銭をだまし取ります。もちろん女性とは全く面識がなく、女性に示談金が渡ることはありません。

過去の例ではだいたいその示談金は、一般人が貯金を引き出せば何とかなりそうな金額に消費者金融で借りられる額をプラスしたぐらいの金額で、100万円から多くても200万円を要求してきます。また、盗撮で逮捕されて罰金刑で30万円から50万円です。女性に正規の手続きで示談金を支払うのならば50万円から100万円ぐらいになり、その場合は不起訴処分になりそうです。

750万円でも前代未聞の高額支払い

最初に支払っている750万円でも、盗撮ハンターによる恐喝に支払った金額としては非常に多い金額です。さらにその上で要求額が何と9500万円なんです。名目は、盗撮された女性が、盗撮されたことにより精神的な病気を患い、その治療費としてのもの。一体治療費9500万円かかる病気って何なのでしょう?

銀行で3000万円引き下ろそうとして、行員が通報して発覚

この恐喝未遂が明るみに出たきっかけは、30代盗撮者が銀行で3000万円を引き出そうとして、銀行員が不審に思って警察に通報したそうです。30代で3000万円を蓄えているとは、なかなかすごいですね。9500万円の即金支払いには応じられず、何とか3000万円まで減額したのでしょうか。盗撮ハンターで1億円以上を要求するというのは聞いたこともないです。

盗撮されている人は自覚しているだけでも10人に1人もいる

20代から60代で、盗撮被害に遭ったことがあるという人は、11%ぐらいいるようです。しかも全体では男性も女性もほぼ同数であり、男性が男性によって盗撮される事がよくあります。女性が女性を盗撮するというのは、販売目的ってのがたまにあります。もちろん盗撮されて気づかない場合も多いでしょうから、実際はもっともっと多いはずですね。私は、「あれは盗撮しているだろ」というのを見たことはありますが、「盗撮された」と気づいたことはありません。


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