大人目線でみるアニメ一休さん第1話てるてる坊主と小僧さん
子供向けアニメにしては、子供に理解できないだろう歴史背景の多い話が多い
アニメ一休さんは、1975年10月15日から1982年6月28日まで、NETテレビ(日本教育テレビ、本放送中の1977年よりテレビ朝日)系列で全296話が放送された。中央児童福祉審議会推薦番組。制作は東映動画(現東映アニメーション)。一休をモデルとする『一休咄』などの頓智咄(とんちばなし)を原作としている。(wikipedeiaの一休さんより引用)
私も、最初に見ていたのは未就学時か小学校時でした。今現在、Youitubeの東映アニメーションミュージアムYouTube公式チャンネルにて、アニメの一休さんが無料公開中です。全296話という、非常に多い話を放送しておりました。
大人になって日本史を勉強した後に見てようやく理解できる歴史背景
見た感じ、いかにも小さな子供向けのアニメですが、大人になって改めて見ると、南北朝時代、室町時代初期の非常に難しい歴史背景、とても未就学児や小学校低学年のレベルでは理解できないだろうと思われる話しや人物名がたくさん出てくることに気づきます。そこで、大人目線で見たアニメ一休さんをまとめてみたいと思いました。
オープニングテーマにでてくる、なむさんだ~とはどういう意味?
本篇に入る前にオープニングテーマから、難しい言葉が出てきますね。なむさんだ~の南無三とは一体どういう意味かご存知でしょうか。まあ、おおざっぱに訳して、大変だとか、この場合難問だということです。これ自体、当時小学生の私には理解していたと思えません。
第1話 てるてる坊主と小僧さん
南と北に分かれる天皇家の争いを、京都の足利将軍がやっとの思いで鎮めた
オープニング早々、ナレーションで使われている言葉です。子供にとって天皇と言われても、今上天皇から知ってても明治天皇ぐらいまでの間しか知らないのではないかと思われます。当時の私はそうでしたけど。南北朝の事を言っているのですが、子供には理解不能でしょう。
そして京都の足利将軍家、これを理解できるのは日本史を学校で学ぶ小学校6年生からではないでしょうか。幼少の一休さんと時代が被るのは、四代将軍義持ですが、知名度を考慮して三代将軍義満の時代をアニメでは採用しているらしいです。
この後も、足利将軍という言葉が出てきます。一休さんのお父さん(天皇)が昔足利将軍と戦ったということです。そのため、一休さん(千菊丸)はお寺(安国寺)へ行くことになるという話です。足利将軍っていったい何?将軍って、アシュラ将軍みたいな、相当の悪いやつなんだろうか?(アシュラ将軍とは、同じ時代に放送されていたマジンガーZというアニメの悪役です)
くし36
これは歴史背景ではありませんが、一休さんが、さよちゃんの持っていた櫛の歯の数を頓智で言ったところです。9かける4(くし)36から。九九を習うのは小学校2年生ですね。アニメを見るのは、この年代以上を想定しているのでしょうか。ナレーションでも、「この時代に九九があったのでしょうか?」と言ってますが、江戸時代には九九が既にあったようですが、室町時代にあったのでしょうか?
【公式】一休さん 第1話「てるてる坊主と小僧さん」
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