死者がお通夜で生き返る、火葬場で生き返るって事ありえるのか?

2018年9月10日

初めて火葬に参列した時の衝撃、自分の火葬が怖い

時代劇とか、昔を取り扱った作品では死者を棺桶ごと土に埋めて土葬してますが、現代ではほぼ火葬場にて火葬による葬式を行いますよね。初めて火葬に参列したとき、生前の姿を知っていて、死後に遺体となった時にも対面しており、火葬炉に入って数時間後に遺骨となった姿を見て衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。ほとんどは少年少女の時代が初めてという方でしょうから、子供心にその衝撃は大きすぎると思います。自身もいずれ亡くなった時、このように燃やされると思うと、自分は土葬にして欲しいと思いませんでしたでしょうか。

通夜で棺桶が突然開き、死者が出てくる事はあり得るのか?

昔ならばたまにあったようですが、現代においてはまずありえない事のようです。現代でも医師の死亡宣告を受けた直後ならば生き返ったということは、ありえるようですが、さすがにお通夜まで進んでいていきかえるということは無いと言って良いようです。そのため、火葬直前に生き返ることもあり得ません。

火葬の熱さでショックを受けて生き返る

火葬の余りの熱さにショックで生き返るというのもあり得ない事です。ただ、もし火葬炉の中の遺体を見ることがあれば生き返ったように見える事があるようです。イカを金網や鉄板であぶった時に端の方から反り返ってきますが、あれと同じようなことが死体にもおきて、遺体が立ち上がったり激しく動き回り、まるで生き返って熱さに苦しんでいるように見えることもあるとか。

結論として、日本ではありえない、ただ海外ではその限りではない

日本では、医師が遺体の呼吸停止、心臓停止、瞳孔の散大と対光反射なしという死の三徴候を確認して死亡宣告し、死亡診断書または死体検案書を作成します。これがないと、葬儀社も遺体を輸送したり死後の処置、ましてや火葬はできません。そして死後24時間は火葬ができないという墓地、埋葬等に関する法律第3条に記載があります(伝染病など、危険な場合に例外が生じる可能性あり)。ですが、海外ではこの限りではなく、日本のお通夜にあたる時に死者が生き返ったり、火葬直前で生き返ったりしたことがあるそうです。仮死状態で死亡宣告しちゃったのでしょうね。


葬儀・葬式ch 第9回「火葬の途中で生き返ったら・・」

どうしても土葬にしてもらいたい場合はどうすれば良いか

まず、自分の所有する土地に土葬するというのは絶対無理です。

それでも土葬を希望する場合はどうすれば良いでしょうか。まず土葬が主流の国に移住する方法があります。日本にも僅かながら土葬可能な墓地・霊園があります。埋火葬許可証が貰える自治体に引っ越し、土葬できる墓地・霊園と契約して許可証を発行してもらいます。ただし、伝染病などで死亡して危険な状態の場合許可が下りない場合があります。

土葬の会というサイトがありますので、こちらも参照されてはいかがでしょうか。

一度土葬された遺体を改めて火葬している

ちょっと前まで土葬がさかんに行われていた地域では、現在でも一度土葬した遺体を改めて火葬しなおしています。ただ、土葬された遺体を掘り起こしてそのまま焼くことはできませんので、洗骨という作業等が必要になり、遺族自身ではできませんので専門業者に依頼することになります。そういった専門業者も存在します。