当時の武相高校の選手当事者があの出来事を語る、サヨナラインフィールドフライ事件について。

2022年7月15日

夏の高校野球大会2012年7月12日 神奈川大会1回戦、武相対日大藤沢の試合

ピッチャーの態度に批判続出、問題の試合とは

9回裏1アウトでランナー満塁、ここで打者が内野フライを打ち上げ、3塁塁審はインフィールドフライを宣告。内野手が捕球後、タイムをかけたつもりで、マウンド付近に内野手が集合しました。
しかし直後、それを見た日大藤沢高校の3塁ランナーがタッチアップからホームインし、主審もセーフのゼスチャ、サヨナラとなりました。武相高校がタイムをかけたという、高校野球では珍しい抗議も実らずにそのまま試合終了となりました。その時の武相高校の投手が審判団にとった態度、試合終了後の礼もしていないということで、当時非常に問題になった試合です。
現在でもYoutubeでは高校野球で検索すればすぐに出てくるぐらいの人気動画です。では、その様子をYoutube動画でご覧ください。

インフィールドフライでサヨナラ 日大藤沢vs武相

このシーン、他にも何本かこの話題に触れた動画もありますので、既にご覧になられていた方も多いでしょう。武相高校の投手に否定的なコメントが多く集まった動画です。いくら不服でも、最後の礼もできず、審判に大声で怒鳴り散らす態度は、高校野球では見ないシーンですよね。
アナウンサーも説明していますが、インフィールドフライ捕球後はインプレーなので、ランナーはタッチアップして進塁をしても構いません。完全にプレーが止まって、タイムをかけるまではインプレーです。そのタイムの要求が審判に伝わっていなかったということです。

その時に武相高校でキャッチャーとして試合に出ていた選手が当時を振り返る動画

その時の武相高校の選手から見た状況を、R-1グランプリ2022ファイナリスト、武相高校出身、4番キャッチャーだった渡部おにぎりさんが、当時の状況をトクサンTV【A&R】にて語ってくれました。2022年4月14日公開動画、悲劇のサヨナラを…武相高校の当事者が語る。より。渡部おにぎりさんはこの試合、9回表にヒットを放ち、代走が出た関係で既にベンチにいたそうです。
武相高校悲劇のサヨナラインフィールドフライ
あの投手を良く知る当時の同級生が、最後の夏に懸けた思いで、いきなりのサヨナラ負けを宣告されたことにより、あのような態度をとってしまった事を語っています。エースで主将だった選手は、あの試合のあの時だけ、感情を出してしまったという事です。

動画の1分16秒あたりから、その話題になります。当時の事を話したがらないということは全くない様子です。当時のメンバーで集まると必ずあの時の話題が出てくるそうです。