高学歴現役競輪選手、119期には東大受験経験のある選手も。かつては、京都大学卒業選手も活躍していた。

2021年9月21日

東京大学受験経験あり、東京六大学卒業、京都大学卒業、競輪選手と大学との関わりについて

119期山口の阿部龍也選手は、鹿児島県のラ・サール高校卒、東京大学を受験していた

阿部龍也(山口・119期)
119期としてデビューした、阿部龍也選手はラ・サール高校を卒業後、東京大学理科一類を受験しましたが、残念ながら不合格になったという過去があります。高校時代は学年でも成績はトップクラスで、東京大学も決して届かない位置ではなかったそうです。今までのところ、東京大学を卒業して競輪選手になった人は一人もいませんでした。

東京六大学出身の現役競輪選手

競輪選手で大学卒業をしている選手もおいでます。一番多い出身大学は、日本大学になります。今回は、東京六大学の現役競輪選手を調べてみました。(2021年9月21日現在)

法政大学を卒業6名

三谷幸宏選手(北海道67期)
齋藤登志信選手(宮城80期)
杉本正隆選手(茨城96期)
宮崎一彰選手(高知99期)
中井勇介選手(大阪100期)
藤原亜衣里選手(新潟102期)

明治大学を卒業4名

牛山貴広選手(茨城92期)
小原唯志選手(茨城101期)
杉森輝大選手(茨城103期)
石井寛子選手(東京104期)

早稲田大学を卒業3名

中川諒子選手(熊本102期)
石井貴子選手(東京104期)
佐々木龍選手(神奈川109期)

松谷秀幸元選手(沖縄85期・2013年引退)は京都大学大学院卒業後競輪選手になった

京都大学・京都大学大学院を卒業し、競輪選手となり活躍されたのが、松谷秀幸さんです。松井さんは、京都大学大学院で原子核工学を修了されています。2013年に現役を引退され、現在は合同会社メモリーサポーターの代表をされています。


高学歴な競輪選手紹介。東京六大学卒業、京都大学大学院卒業した元選手、東京大学を受験していた119期生も。

かつては競輪学校(現競輪選手養成所)入学試験に学科試験があったが、現在は廃止されている

年齢制限上限も撤廃され、学科試験も行わなくなった競輪選手養成所入学の試験ですが、現在では競輪選手養成所入学試験の一般試験受験資格はどのようになっているのでしょう。123期の応募資格を抜粋して掲載いたします。

一般試験

2.応募資格
⑴ 日本国内に居住する男子であること。
⑵ 年令は、2022年4月1日現在満17才以上であること。
⑶ 以下のいずれにも該当しないこと。
ア.競輪選手として登録された者(消除者を含む)。
イ.禁錮(こ)以上の刑に処せられた者。
ウ.自転車競技法、小型自動車競走法、競馬法、日本中央競馬会法又はモーターボート競走法の規定に違反して罰金以上の刑に処せられた者。
(抜粋)

競輪選手は一度引退されると、カムバック、現役復帰することができないのですね。かつては、漫画「ギャンブルレーサー」で、売二が入学試験を受ける為に当時の大検(大学入学資格検定、現在の大学入学資格検定)を受ける為に関優勝や常荷金作と必死に勉強していましたが、そのような事は現在しなくてよくなったようですね。当時も大学を卒業していれば学科試験免除だったそうです。